開催レポート/「場」ができるまで 展 〜きく・みる・すごす〜

2022年12月に開催した『「場」ができるまで 展 〜きく・みる・すごす〜』の開催レポートを作成しました。

今回は<「場」ができるまで>をテーマに、公演というひとつの「場」ができるまでの軌跡を公開した展覧会をはじめ、音楽ライブ&パフォーマンス、ワークショップ、トークイベントなど、パフォーミングアーツ・音楽・建築の異なるジャンルのメンバーが集って、それぞれにとっての「場ができるまで」のことをテーマにイベントづくりを行いました。

展覧会では、『風景によせて2022 たびするつゆのふね』の作品制作に参加したメンバー自身が制作の中で考えていたことや、その日々を象徴するもの、印象的だったものなどを思い思いにカバンに詰めて展示したほか、上演映像や個々人の制作中のメモ、使用した衣装や使わなかった小道具など、リサーチ期間も含めて作品づくりでの出来事を展示しました。

「場」ができるまで 展 〜きく・みる・すごす〜 開催レポートはこちら(3.5MB)からダウンロードできます。
※無断での編集・転載はご遠慮ください。

イベント概要ページはこちら

開催レポート/『風景によせて2022 たびするつゆのふね』

2022年11月の静岡県掛川市の現代アートイベントで上演した『風景によせて2022 たびするつゆのふね』の開催レポートを作成しました。

2つの批評文をはじめ、プロジェクトの概要や創作のフローなどを集約したレポートですので作品をご覧いただいた方もそうでない方も、作品の軌跡としてぜひお読み頂けますと幸いです。

<ダウンロードはこちらから(download)>
●たびするつゆのふね レポート(日本語)
●A Traveling Boat of Dew Report(English)

※無断での編集・転載はご遠慮ください。
※見開き冊子として作成しているものをPDFにしています。冊子をご希望の方はお問合せください。

【終了御礼】『風景によせて2022 たびするつゆのふね』

ソノノチ『風景によせて2022 たびするつゆのふね』(「HARAIZUMI ART DAYS!2022 -時間を考える-」にて上演)
2022年11月19日(土)、20日(日)の全6ステージ。
おかげさまで、静岡県原泉地区での『風景によせて2022 たびするつゆのふね』無事に上演を終えました。

上演場所の日々変わりゆく風景をつぶさに観察すると、晴れには晴れの、雨には雨の美しさを見出すことができます。
自然に逆らわず、その場所の営みを慈しみ、身体を預けるような姿勢で作品をつくる。
長いのか短いのかは分かりませんが、チームでこの感覚を発見するのに4年かかりました。
私にとって滞在制作での体験を総動員して作品づくりに向き合うことは、「どう生きるか」に向き合うことでもあります。

ご覧頂いた皆さま、気にかけて頂いた皆さま、この場所での上演を受け入れて下さった地域の皆さま、そして原泉アートプロジェクトに関わる、全ての皆さまに感謝します。

ソノノチ 中谷和代

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ソノノチ『風景によせて2022 たびするつゆのふね』

車の窓からいつも見える田園のパノラマ。
泉の恵みと人々の営みを感じるこの場所の風景に
「つゆ」のような記憶が沁みてきて、やがて川となって流れて行きます。
わたしたちはその流れにそって、小さな舟を出します。
ほんの小さな、目をこらさないと見つからないような。

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【上演日時】
2022年11月19日(土)-20日(日)
各日 11:30-/13:30-/15:30- 開演〔小雨決行、荒天中止〕
※上演時間は約30分間です。

【場所】
「旧掛川市JA原泉支所」付近一帯(静岡県掛川市孕石60-2)

【観覧料】
自由(ドネーション)

【クレジット】
構成・演出:中谷和代

クリエイションメンバー:
芦谷康介、宇津木千穂、清川敦子、柴田惇朗、瀬乃一郎、田中直樹、
筒井茄奈子、中谷利明 、neco、日向花愛、藤原美保、ほっかいゆ r ゐこ、
村田瞳子、森岡りえ子、脇田友、渡邉裕史

主催:合同会社nochi、ソノノチ、原泉アートプロジェクト
協力:一般社団法人フリンジシアターアソシエーション、
サファリ・P、スピカ、劇団三毛猫座、廃墟文藝部

supported by KAIKA 芸術文化振興基金助成事業 京都芸術センター制作支援事業

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ソノノチは次につづきます。

 

 

 

「場」ができるまで 展 〜きく・みる・すごす〜

12月21日(水)〜26日(月)、大阪・本庄西の街に新たに開くスペースにて、
制作プロセスの展覧会・ワークショップ・上演の複合イベントを開催します。

本庄西施工地区オープニングイベント

「場」ができるまで 展 〜きく・みる・すごす〜

【日程】2022年12月21日(水)- 26日(月)

【会場】本庄西施工地区(大阪市北区本庄西1丁目6-25)


今回は<「場」ができるまで>をテーマに、ソノノチが近年、各地で取り組みを続ける屋外パフォーマンス作品「ランドスケープ・シアター(風景演劇)」の創作プロセスの展覧会、『風景によせて えんをめぐる』を中心とした、複合型イベントを開催します。

パフォーミングアーツ・音楽・建築の集合して、音楽ライブ&パフォーマンス、ワークショップ、トークイベントなど参加できるイベントも盛りだくさん。温かい飲み物を楽しみながら、見て・聴いて・感じて。ゆっくりとお過ごしください。

会場は、大阪・本庄西に新しくオープンするスペース「本庄西施工地区」。建築に携わる人と地域を繋ぎ、新たな風を吹き込まんとする、この場所の今後の動きにもぜひご注目ください!


◆ソノノチ展『風景によせて えんをめぐる』◆
12月21日(水)-26日(月)13:00-18:00(※24日(土)のみ、15:00-18:00)

ソノノチが今年11月に制作・上演した『風景によせて2022 たびするつゆのふね』を取り上げ、全52日間にわたる静岡県掛川市での滞在制作を振り返り、その中で生まれたイマジネーションを公開します。
滞在制作中のプロセスが詰まった展示や上映映像を通して、クリエイションメンバーそれぞれが腰を据えて思考し、創作に向き合ってきた時間を感じてください。

クリエイションメンバー:中谷和代、芦谷康介、宇津木千穂、清川敦子、柴田惇朗、瀬乃一郎、田中直樹、筒井茄奈子、中谷利明 、neco、日向花愛、藤原美保、ほっかいゆ r ゐこ、村田瞳子、森岡りえ子、脇田友、渡邉裕史


=関連イベント=
◆ワークショップ◆
12月24日(土)11:00-12:30
12月25日(日)11:00-12:30
(予約優先制/Googleフォーム)

テーマ:風景の中のリズム(時間)を見つける、原泉のサウンド・スケープをつくる。
パフォーミング・アーツ×音楽によるリベラルアーツ・ワークショップ。
身近な音を体感し、音に耳を澄ます時間。そして展示に関連したランドスケープ・シアターを多角的に味わうワークショップです。

◆ライブ/パフォーマンス◆
12月23日(金)19:00-20:00
12月24日(土)14:00-15:00
(予約優先制/Googleフォーム)

展示から受けたイマジネーションを、ライブ演奏とパフォーマンスでお届けします。
また、楽曲制作の「場」が立ち上がっていくプロセスについても、お話と演奏をクロスさせながら表現します。

[ライブ出演] 23日:仲山涼太(ギター)
24日:東瑛子(ヴァイオリン)、白石 麻奈美(カホン)
[パフォーマンス出演] 23、24日とも:藤原美保(ソノノチ)、芦谷康介(サファリ・P)、宇津木千穂

◆トークセッション◆
12月25日(日)17:00-18:00

パフォーミング・アーツ×音楽×建築 のトークイベントを開催します。(予約不要)

◆併設展『本庄西施工地区着工』◆
(イベント期間中開場、予約不要)

「本庄西施工地区」は、コムウト(工務店)とOSTR(設計事務所)が運営する、「建築施工」をテーマにした「場」です。ここでは、工務店と設計事務所が関わるヒト・モノのネットワークを生かし、「建築施工」の周辺に、新たなコミュニティやアイデアを生み出していこうと考えています。
この度、「本庄西施工地区着工」と題して、その一部分を紹介いたします。


料金:
【展示】入場自由/ドネーション制
【ワークショップ】1,000円
【音楽ライブ&パフォーマンス】2,000円(ドリンク付き)

★ワークショップ、ライブパフォーマンスのお申し込みはこちらから


[会場へアクセス] 本庄西施工地区(大阪市北区本庄西1丁目6-25)

天神橋筋六丁目駅 11番出口より 北西へ徒歩8分
中崎町駅 2番出口より 北へ徒歩6分
大阪梅田駅より 北東へ徒歩15分
Googleマップ


主催:ソノノチ、合同会社nochi
共催:リベラルアーツへの挑戦
協力:原泉アートプロジェクト、コムウト、OSTR、spice of life coffee
文化庁「ARTS for the future!2」補助事業

【お問い合わせ】
ソノノチ
電話:050-5318-7717(制作)/メール:info@sononochi2.sononochi.com

【上演映像付き】たびするつゆのふね プロセス便

ソノノチでは、「ランドスケープ・シアター(風景演劇)」の創作プロセスがどのようなものかを、多角的に体験して頂けるような取り組みを作品制作と並行して続けています。

今年もその一貫として、【上演映像/クリエイションメンバーによる対談/購入者限定特典のディレクターズノート】をセットにした2022年版の「プロセス便」を制作します。

ソノノチオンラインショップ」にて発売中です。

【たびするつゆのふね プロセス便】

*セット内容
『風景によせて2022 たびするつゆのふね』本番映像
2022年11月19日(土)-20日(日)に静岡県掛川市北部の原泉地区で上演する作品の記録映像です。

●『風景によせて2022 たびするつゆのふね』メンバー対談
クリエイションメンバーの対談を音声でお届けします(今回の滞在制作について、3組の対談が収録されています)。

●購入者限定/特典コラム
「パフォーマーは、なぜ同じタイミングで消えていけるか」
プロセス便でしか読むことができない構成・演出の中谷和代のディレクターズノートをデジタルデータでお届けします。

●当日配布パンフレット(デジタル版)

【脚本・演出】ミュージカル『森は生きている』

滋賀県次世代育成ユースシアター事業 ミュージカル『森は生きている』

児童劇を原作にした作品で、中谷が脚本・演出を、藤原と渡邉が演出助手を担当しています。

昨年はコロナ禍の影響もあり、短縮版での上演でしたが、今回は完全版としての上演です。

参加してくれている出演者の子どもたちの想像力・ひたむきな表現への姿勢に日々心を打たれつつ、とても心強いスタッフの皆さんのおかげもあって、着々と稽古を重ねてきました。

その中で、あふれるいのちの素晴らしさ、自然の力強さ、人間の生きる意味など、この作品が問いかけてくる言葉に向き合い続けています。

クリスマス前の、十二月の精たちから物語の贈り物です。たくさんの勇気をもらえる作品です。
お子さんも大歓迎です。ぜひご覧ください!

★チケット予約はこちらから
https://www.s-bunsan.jp/event/18959.html


滋賀県次世代育成ユースシアター事業
ミュージカル『森は生きている』

原作:サムイル・マルシャーク
脚本・演出:中谷和代

◆日時
2022年12月18日(日)14:00-
※上演時間は80分程度の予定です。

◆会場
滋賀県立文化産業交流会館
(※JR・新幹線米原駅から徒歩10分)

◆料金【自由席】
一般 1,000円
青少年(25歳未満)500円
※3歳以上有料(3歳未満で座席が必要な場合は有料)
チケット予約はこちらから:https://www.s-bunsan.jp/event/18959.html

◆あらすじ
世界の北にある大きな国に、今年も大晦日がやってきました。お城に住む、わがままな女王の気まぐれな「おふれ」のせいで、無理やり寒い冬の森へと行かされたむすめ。むすめは、こごえた手でマツユキソウという花を探しています。しかし今は冬。マツユキソウは春に咲く花です。
すると突然、森の奥に金色の光が見えました。そこにいたのは季節をつかさどる森のまもり手、一月から十二月までの月の精たちではありませんか。月たちは、めでたい新年の1日を前に森を閉ざし、全員集まってお祝いの焚き火を準備していたのです。

“もえろ もえろ あかるくもえろ! 
   きえないように どんどんもえろ!”

果たして、この閉ざされた森に春はやってくるのでしょうか?


地域や世代を超えて出会う仲間とともにひとつの作品を創造する「滋賀県次世代育成ユースシアター事業」。
滋賀県内在住の小学生から高校生までの19名が集いました。
心ひとつに、サムイル・マルシャーク原作「森は生きている」を上演します。


[Cast]相場南美、赤坂太陽、植田のどか、大橋知佐、
小倉綾花、小倉優奈、川口寧々、川幡莉良、
国友晶莉、杉本陽菜、髙橋幸歩、谷口菜々子、
中川 明、中嶋花凛、中嶋凛咲、樋口詩織、
平古樹莉亜、松尾泰慈、両角優芽

[Staff]脚本・演出:中谷和代
振付:高野裕子
歌唱指導:岡田健太郎
編曲:若山祐美

演出助手:藤原美保、neco、渡邉裕史、脇田 友
衣装:たかつかな
舞台監督:渡川知彦
美術/小道具:竹内良亮
音響:四之宮基貴
照明:森田智子
宣伝美術:脇田 友
イラスト:日向花愛

主催: 滋賀県立文化産業交流会館
後援: 滋賀県教育委員会 、彦根市・彦根市教育委員会 、長浜市教育委員会、米原市教育委員会

【11月30日19:00〜】ワークショップ「『風景によせて2021 かわのうち あわい』を読む・演じる」《11月のソノノチワークショップ「ソノノキン」》

テーマは『風景によせて2021 かわのうち あわい』を読む・演じる

今年3月に愛媛県東温市で上演した『風景によせて2021 かわのうち あわい』の上演台本を読みます。
この台本は、上演でとった膨大な記録をもとに「事後に」作成したものです。
パフォーマーの演技だけでなく、車や人の動き、自然・動物たちの息遣いなど、
その瞬間その場所で何が起こっていたのかを想像してみてください。
そして実際に動いてシーンを作ってみましよう。

テーマ:『風景によせて2021 かわのうち あわい』を読む・演じる
日 時: 11月30日(水)19:00~21:00
会 場: KAIKA(京都市下京区岩戸山町440番地 江村ビル2F)
参加費: 1000円(上演台本つき)

【お申し込み方法】
ソノノチオンラインショップにてお申し込みいただくか、
または、メールにてお申込みください。
ソノノチメール(info@sononochi2.sononochi.com)に、お名前・連絡先(電話番号・メールアドレス)・参加人数を明記の上、ご連絡ください。

※ソノノキンのお申込みは、開催前日29日(火)までとさせていただきます。ご了承ください。

※当日の飛び入り参加は受け付けておりません。
必ず事前にお申込みをしていただけますようお願いいたします。

《会場にお越しの方へ》
・新型コロナウイルス感染拡大防止のため、ご来場いただく際にはマスクの着用をお願いいたします。
・ご来場後は手洗いと、入り口に設置しておりますアルコールで手指の消毒をお願いいたします。
・体温が37.5℃以上で体調不良を感じる場合は、参加をご遠慮いただきますようお願いいたします。

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【ソノノキンとは】
京都を拠点とするパフォーミング・アート・グループの「ソノノチ」が主催するワークショップ形式で行っている稽古場。演劇を創作するなかで必要な基礎能力を培うために、月1回程度開催しています。毎回テーマに沿って持ち寄った知識や技術をみんなで共有し、能力の向上につなげます。経験や年齢を問わずどなたでもご参加いただけますので、どうぞお気軽にお越しください。

【お問合せ】
ソノノチ
電話:090-6206-8990(藤原)
メール:info@sononochi2.sononochi.com

(写真撮影:駒優梨香、現像:脇田友)

【11/12(土)11:00〜】原泉アートデイズ!関連企画「風景を感じるワークショップ 《みる、はなす》」

HARAIZUMI ART DAYS!
原泉アートデイズ!関連企画

「風景を感じるワークショップ 《みる、はなす》」


ソノノチがナビゲートする、
気ままに風景を旅する1時間

ランドスケープ・シアターをもっと味わうためのワークショップを原泉で開催します。

日時:11月12日(土)11:00〜12:00
場所:「旧掛川市JA原泉支所」付近/ソノノチ上演場所
定員:7名程度
料金:500円
所要時間:1時間程度
事前予約優先制:https://ssl.form-mailer.jp/fms/0c6157a3763986

※小雨決行になります。小雨の場合は、雨具をご持参ください。

※荒天の場合は会場を変更して行う可能性があります。変更となる場合は前日の20時に判断いたしまして、入力いただいたご連絡先へ連絡致します。

【ランドスケープ・シアター】『風景によせて2022 たびするつゆのふね』 (原泉アートデイズ!で上演)

地域の営みが作り出す<風景>に焦点を当てた“ランドスケープ・シアター”

上演地域での滞在制作を経て、ソノノチ4回目の参加となる「原泉アートデイズ!」内で、11月19日-20日の2日間、作品を上演します。


ソノノチ
『風景によせて2022 たびするつゆのふね』

車の窓からいつも見える田園のパノラマ。
泉の恵みと人々の営みを感じるこの場所の風景に
「つゆ」のような記憶が沁みてきて、やがて川となって流れて行きます。

わたしたちはその流れにそって、小さな舟を出します。
ほんの小さな、目をこらさないと見つからないような。


【上演日時】
2022年11月19日(土)-20日(日)
各日 11:30-/13:30-/15:30- 開演〔小雨決行、荒天中止〕
※上演時間は約30分間です。

【場所】
「旧掛川市JA原泉支所」付近一帯(静岡県掛川市孕石60-2)
※「原泉アートデイズ!2022 」で上演します。鑑賞場所は、受付にてご確認ください

【観覧料】
自由(ドネーション)

【クレジット】
構成・演出:中谷和代

クリエイションメンバー:
芦谷康介、宇津木千穂、清川敦子、柴田惇朗、瀬乃一郎、田中直樹、
筒井茄奈子、中谷利明 、neco、日向花愛、藤原美保、ほっかいゆ r ゐこ、
村田瞳子、森岡りえ子、脇田友、渡邉裕史

主催:合同会社nochi、ソノノチ、原泉アートプロジェクト
協力:一般社団法人フリンジシアターアソシエーション、サファリ・P、スピカ、劇団三毛猫座、廃墟文藝部

supported by KAIKA 芸術文化振興基金助成事業 京都芸術センター制作支援事業

ソノノチ「風景によせて」特設サイト

「原泉アートデイズ!2022」


【「旅するつゆのふね プロセス便」販売】

ソノノチでは、「ランドスケープ・シアター(風景演劇)」の創作プロセスがどのようなものかを、多角的に体験して頂けるような取り組みを作品制作と並行して続けています。

今年もその一貫として、上演映像、クリエイションメンバーによる対談、そして購入者限定の特典文書をセットにした2022年版の「プロセス便」を制作します。

ご予約は、11月5日〜「ソノノチオンラインショップ」にて受付いたします。

*セット内容
●『風景によせて2022 たびするつゆのふね』本番映像
2022年11月19日(土)-20日(日)に静岡県掛川市北部の原泉地区で上演する作品の記録映像です。

●『風景によせて2022 たびするつゆのふね』メンバー対談
クリエイションメンバーの対談を音声でお届けします(今回の滞在制作について、3組の対談が収録されています)。

●購入者限定/特典コラム
プロセス便でしか読むことができない構成・演出の中谷和代のディレクターズノートをデジタルデータでお届けします。

●当日配布パンフレット(デジタル版)


HARAIZUMI ART DAYS!
原泉アートデイズ!関連企画
「風景を感じるワークショップ 《みる、はなす》」


ソノノチがナビゲートする、
気ままに風景を旅する1時間

ランドスケープ・シアターをもっと味わうためのワークショップを原泉で開催します。

日時:11月12日(土)11:00〜12:00
場所:「旧掛川市JA原泉支所」付近/ソノノチ上演場所
定員:7名程度
料金:500円
事前予約優先制:https://ssl.form-mailer.jp/fms/0c6157a3763986

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◯「ランドスケープ・シアター」とは

ソノノチが近年つくりあげてきた独⾃の上演形態。言葉の定義として「⾵景」は客観的に定義できず、主観的(私的)であることに加え、⾃然の中に街並みや⼈の営みが⼊ったものを指すと言われています(「景⾊」は主に⾃然の要素のみで構成されたものを指すことが多い)。
ソノノチは、この風景の主観性・唯一性に注目し、鑑賞者が⼈物(パフォーマー)だけでなく⾃然、そして建物などの⼈⼯物も含めた⾵景を、自身の関心や記憶に引きつけ、自由にフレーミングして鑑賞できるような作品を風景演劇シリーズと呼び、2020年より発表しています。

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◯「原泉アートデイズ!」について

国内外様々なジャンルの現代アーティストたちが、原泉でのアーティスト・イン・レジデンスを通して制作した作品の数々を、期間中、地域の様々な場所で鑑賞できます。展示の他にも、アートストアやワークショップ、パフォーマンスなど、複合的にアートを楽しめます。

原泉アートプロジェクト
https://haraizumiart.com

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原泉アートデイズ!2022

時間を考える Meditating on time

【参加アーティスト】
中瀬千恵子、野々上聡人、ソノノチ、安藝悟、ロビン・オウィングス、井口貴夫、ミナミリョウヘイ、弓塲勇作、松島家(誠・礼・花)、西村卓、楡木令子、和田峻成、高 飛、庄 然

【会期】
2022年10月13日(木)〜2022年11月27日(日)木,金,土,日曜日のみ開場
※月,火,水曜日は閉場につき展覧会をご覧頂けませんのでご注意ください。

【開催時間】
10:00〜16:00

【開催場所】
静岡県掛川市原泉地区 全域

【受付場所】
旧原泉第2製茶工場 (静岡県掛川市萩間702)
旧田中屋 (静岡県掛川市黒俣545-1)

【主催】
原泉アートプロジェクト

【協力】
原泉地区まちづくり協議会、 資生堂企業資料館、 資生堂アートハウス、 農事組合法人 原泉茶業組合、 オルタナティブスクール実りの泉、 昌光寺、 FUNNYFARM、 GAMA coffee
【協賛】
しばちゃんランチマーケット、 掛川市森林組合、 有限会社 佐藤工務店、 株式会社 森の都ならここ、 近藤歯科クリニック、 BRUNO bike、 POWA POWA
【支援】
アーツカウンシルしずおか
【助成】
公益財団法人 福武財団

《STUDIO OPEN DAY》京都芸術センター スタジオ・オープン・デーに参加します!

京都芸術センターで開催される《STUDIO OPEN DAY》vol.1にて、8時間の展示パフォーマンスを行います!

「制作室をあければ」は、2019年に上演した『家をあければ』という作品を元に構成したものです。
この場で展示しているものは、11月に発表予定の新作パフォーマンスをつくるプロセスです。

(『家をあければ』は、滞在制作と生活を同じ家の中で行い、そのリアルを一度記録(アーカイブ)して、その様子を再現する、ということを試みた作品。)

約半年間にわたる制作期間のある日、制作室の扉を開けてみます。そうして中の様子が見えるだけでなく、訪れた人に参加者として次々と参加してもらえるようにします。

《創作をする》という私たちの日常に、皆さんをお招きすることで一種の非日常を取り入れ、ソノノチが近年「ランドスケープ・シアター」と名付けて屋内外で発表している台詞のほとんどないパフォーマンスの創作過程と、こうして場をひらくことへの可能性についてもう一度見つめたいと考えています。

それは、私たちの作品が、近年「観る」ものから「囲む」ものになりつつあるのではないかという仮説を持っているからです。

作品は、鑑賞する人を様々な時間(未来や過去)に連れていくことができます。
しかしそれを生み出すプロセスにおいては、自己や他者へ、無数の問いかけを続ける膨大な時間に立ち向かう経験を共有することでしか、その元々姿形のないものがあらわれてくれることはありません。

それを夢中で続けていると、どこかで、自分で自分を演じているような感覚が見つかることがあります。これはとても興味深い感覚です。

偶然居合わせた皆さんと、「今ここで起こっていること」に、人数分の思考とイマジネーションをもって向き合う時間にできればと思います。

クリエイションに取り組む人々の風景、ぜひ覗きに来て下さい。


ソノノチ「制作室をあければ」

日時:9月17日(土) 10:30~18:30
会場:京都芸術センター 制作室12
料金:無料、事前申込不要
対象:小学生以上(未就学児は保護者1名につき1名同伴可)

①これは、クリエイションの過程(プロセス)を開示する取り組みです

②これは、場をひらく試みです(観る・観られるなど構造や関係の固定化をしないこと)

私たちは風景を織りなすひとつの要素として、自らの役を演じることに没頭していきます。
今回は私たちが創作の現場で過ごす、長い時間のうちのある一日です。

この日はクリエイションはもちろん、トークをしたり、食事をするために外に出るなどして、そこにいない時間もすべて展示します。

居合わせている人たちで、
この時、この瞬間を共有し、
いま、目の前のなにかをします。


《STUDIO OPEN DAY》vol.1とは
京都芸術センターの制作室を使用しているアーティストや団体が、普段おこなっている活動を紹介するとともに、子どもも大人も楽しみながら様々な体験ができるイベントです。

詳細はこちら:https://www.kac.or.jp/events/32516/